令和5年度 避難所環境整備研修会

内閣府の避難所運営ガイドラインでは、段ボールベッドを含む簡易ベッドとパーテーションの導入が推奨されています。導入により、カビやダニの繁殖などを抑制し、エコノミー症候群の予防、ほこりを吸い込むことの軽減など、効果が期待されています。

そこで避難所・避難生活の改善に向けて現地活動の豊富な専門家の医師を講師に招き、避難所の環境整備を中心とした避難所開設運営について学びます。

 

講師である石巻赤十字病院副院長 植田 信策 氏は、2024年1月1日に発生した能登半島地震において救護班として避難所等での医療支援を行い、その後も災害医療コーディネーターとして現地で活動しています。

能登半島地震での避難所の現状や課題を踏まえて、災害関連死を防ぐためのTKB(toilet、kitchen、bed)に加えて、寒冷地(冬場)では低体温症防止のためW(warm)のTKB+Wが必要となることを伝えていただきます。

 

講師:

石巻赤十字病院副院長 植田 信策 氏(一般社団法人避難所・避難生活学会 代表理事)

石巻赤十字病院災害医療研修センタースタッフ

日本赤十字社宮城県支部 防災ボランティア

 

〇日時:2024年3月30日(土)10:00~12:00

 

〇会場:石巻市震災遺構門脇小学校 体育館

 

〇対象:地域防災関係者、防災・震災伝承団体関係者、興味関心のある方

 

〇定員:40名

 

〇内容:避難所環境に関する講義、段ボールベッドを使用した避難所設営体験

 

〇参加費:入館料を含めすべて無料(軍手持参)

 

〇お申込み・お問い合わせ:

石巻市震災遺構門脇小学校

電話:0225-98-8630 FAX:0225-98-8632

メール:info☆ishinomakiikou.net(☆を@に変換してください)